8月なのにインフルエンザ流行入り 介護施設はもう「冬の感染対策」を始める時期?
厚生労働省は8月28日、インフルエンザの「流行入り」を発表しました。
2026年8月17日から23日までの1週間に、全国の定点医療機関から報告されたインフルエンザ患者数は、1医療機関あたり1.11人。
流行入りの目安とされる「1.00人」を超えたことから、流行入りとなりました。
例年のインフルエンザといえば、秋から冬にかけて流行するイメージがあります。
しかし今回は、まだ8月。
厚生労働省によると、1999年以降では、2023年を除けば過去2番目に早い流行入りとなっています。
介護現場にとっても他人事ではない
インフルエンザの流行は、介護施設にとっても重要な問題です。
高齢者はインフルエンザに感染すると重症化するリスクが高く、施設内で感染が広がれば、多くの利用者の健康に影響する可能性があります。
さらに、介護現場では利用者だけではなく、職員の感染も大きな問題になります。
職員が感染して休むことになれば、当然ながら現場の人員が減ります。
特に人員に余裕のない施設では、
「感染対策をしながら、少ない人数で業務を回す」
という状況になることも考えられます。
夜勤職員が感染した場合などは、シフトの組み直しが必要になるケースもあるでしょう。
つまりインフルエンザ対策は、単純な「感染症対策」だけの問題ではありません。
職員が感染した場合、どうやって介護現場を維持するのか。
そこまで考えておく必要があります。
「まだ8月だから」では遅い?
今回の流行入りが例年よりかなり早かったことを考えると、介護施設では早めの備えが必要になりそうです。
手洗いや換気、体調不良時の対応など、基本的な感染対策を改めて確認する。
そしてもう一つ重要なのが、職員が感染した場合のシフトや応援体制をあらかじめ考えておくことです。
感染症が広がってから慌てて対応するのではなく、
「もし職員が2人休んだら?」
「夜勤者が感染したら?」
「同じユニットで複数人が感染したら?」
といったケースを想定しておくだけでも、現場の混乱を減らせるかもしれません。
インフルエンザが流行入りしたのは、まだ8月。
しかし介護現場にとっては、もう「冬の感染対策」を考え始める時期なのかもしれません。
今年のインフルエンザシーズン、介護施設はどこまで早く備えることができるでしょうか。